◆第7回 「山根康児の千一夜物語
その3」 |
(平成24年9月9日掲載) |
今回のねどこも、NRCドリームインタビュー第4回「私の心の緑化―エジプトは人生のターニングポイント―」でご紹介しきれなかった裏話をお話いただきました。
題して「ナイル入水事件」です。
エジプトへの旅はいつも珍道中とお聞きしました。
エジプトに限らずです(笑)。
2006年、2007年と弊所の加納くんとエジプト取材調査旅行をしました。
2007年には、一緒にいったは加納くん、ナイル川に落ちたのです。
落ちた?
ジョポンっと…。
ファルーカという帆掛け舟に乗った時のこと。
「エジプトはナイル川の賜物だから、ナイルの経験を知っておかないとだめだ!そうだ、ファルーカに乗ろう!」ということで乗船しました。
その舟乗りさんのロープの操作が荒くて、「舟が傾く!!」と思うぐらいに風を受けながら、大きな弧を描く。 肝が冷えるというのは、このことかなと思うぐらい、ヒヤヒヤしたクルージングでした。
なんだかスリル満点ですね!
スリルを楽しみつつも、さぁ、岸に着きました。
クルージングもおわりというときに、自分が舟から岸にピョンと飛び降りて、次に加納くんが飛び降りたかなと思った瞬間にジョポンと鈍い音がして、振り向いたら加納くんがなぜかナイル川に、はまって落ちていました。
浅瀬だったのですよね?
岸が近いし、加納くんは背が高いから、膝下ぐらいまでだったかな。
「加納くん大丈夫?」と聞いたら、加納くんはカメラ持ち上げながら「カメラ大丈夫ぅ」と。
いやいや、「貴方が大丈夫か?」と聞いているのに、まぁこの時ばかりは、責任感の強い人だなと思いました。
舟乗りの人もすごいびっくりした顔していましたしね(笑)。
ナイル川の水を飲めば再びナイルへ還る、なんていわれますよね。
そう、わたしはナイルの水を飲んで(前回インタビュー参照)、加納くんは入水(笑)。
確かに、またナイルをたずねます。
この時はエジプト最終日。 もうホテルも引き払った後で、カイロ空港からそのままギリシアへ向かうという日だったので、どうしようもなく、ズボンがずぶ濡れ。
とりあえず、公園のベンチに座って、加納くんは靴と靴下を干して、少し脚をすりむいていたから、「これで怪我が悪化したら、もう、だめだな、やばいな」みたいな感じでドキドキしました。
でも大丈夫だったのですね(笑)。
ある意味、ナイル川で足を禊をして、そのままギリシアに入国したはじめての日本人かもしれません!
いつも何かおもしろいことが起こります。
旅のおもしろさ、ここにあり!
「2013年2月25日~3月7日【女神と出逢う!】エジプト古代遺跡旅行」も楽しそうです。 つづく
・山根康児インタビュー記事 |